サプリメントアドバイザー講習会
皆様、こんにちは、院長の安藤です。
19日、20日大阪で行われました「サプリメントアドバイザー講習会」に出席してまいりました。
サプリメントとは
薬は薬事法という法律で「医薬品」に規定されていますが、サプリメントは特に法律上の規定はなく、食品として扱われています。
お薬は、ある症状に対してその診断、治療、又は予防を目的に使用されます。要するに、何らかの明確な効能・効果を得るために使われるのが薬です。「明確な効果が期待できる」ということは、良くも悪くも強い影響力があるということですから、当然、副作用が起こる可能性もあるわけです。
一方サプリメントは、健康保持・増進のために利用される補助的な食品です。つまり、日頃不足しがちな栄養を補うために利用する食品だと言えます。ですから、直接的に病気の治療を目的に使われることはなく、効能・効果を謳うことも出来ません。ですので、サプリメントを利用してすぐに、「○○に効いた!」と感じることもほとんどありません。
歯科領域では
〇亜鉛不足の方
日常的にくり返し口内炎ができる方の血中亜鉛濃度は低く、口内炎の方は亜鉛不足の傾向にあります。この時、亜鉛補給を行うと、亜鉛濃度とタンパク合成能が上昇し、口内炎が改善されることが報告されています。
つまり、亜鉛補給によりタンパク合成が促進され、粘膜の穴が修復・再生され、口内炎が改善されやすくなります。
〇乳酸菌のロイテリ菌による虫歯予防、歯周病予防
「プロバイオティクス」とは『生命体のためになるもの』(pro-biotics)という意味の合成語で、それに対して抗生物質は「アンチ・バイオティクス」となります。
体には無数の細菌が存在して、ヨーグルトに含まれる乳酸菌のように体調を整えてくれる善玉菌もあれば、ピロリ菌のように胃潰瘍を引き起こす悪玉菌もあります。
「プロバイオティクス」は、お口の中の虫歯菌や歯周病菌などの悪玉菌を減らして、菌のバランスを整えるなどの健康の維持に大変役立つ乳酸菌です。
ご自宅では歯磨き、歯科医院では歯科衛生士による治療、それらに加えて当院ではサプリメントとして利用して頂く事で虫歯や歯周病の予防に役立てて頂こうと考えています。